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テネリーフレース

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テネリーフレース_a0094187_17484413.jpg今回はテネリーフレースです。16世紀にテネリーフ島で作られたのが名前の由来です。その後ラテンアメリカでも作られるようになったため、ブラジリアンレース、またボリビアンレースともいわれています。
基本的には写真のようにレースピンをずらっと打ち、そこに糸を引っ掛けながら対角線状に渡し、その中をステッチしていく針レースです。
必要な道具は、レースピンと針(出来れば尖ってなくて、先が少し曲がっているもの)、針を打つボード(作る大きさにあわせて発砲スチロールに布を張ったもの)それとレース糸だけ用意すればとりあえずは作れます。今まで紹介したレースのように取り立てて特別な道具は必要ありません。
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最上段と上の2つの写真はそのようにして私が作った作品です。上段の物と左は40番レース糸で作ったドイリーと衿、右はオリンパスエミーグランデ(太目のレース糸)で作った、直系15cmほどのドイリーです。
ただ最近は、わざわざピンを打たなくても良い道具も発売されています。テネリーフレース_a0094187_18253115.jpg
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上はクロバーの花あみルームという道具です。ピンがついた状態の枠状の道具で、形と大きさが何種類かセットになっています。写真のように糸を渡して使います。また下の商品はハマナカの花カードと言って、こちらは糸を巻きつけて使います。テネリーフレース_a0094187_18453462.jpg
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いずれも、レースピンを打って作るように繊細な作品は出来ませんが、毛糸やモヘア糸を使うと鉤針のモチーフとは違った風合いのモチーフが出来ます。つなげ方を工夫して作れば楽しい作品が作れます。それぞれのメーカーで本なども出ているようなので、それを見て作れば手軽に作れそうです。
by amibito | 2006-11-20 19:02 | レース編み
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