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ブリューゲル・レースとフィレ・レース

a0094187_2122171.jpgデジカメが不調で、更新滞ってしまいました。久しぶりの投稿です。
今回はブリューゲル・レースとフィレ・レースをご紹介します。
ブリューゲル・レースはその名の示すとおり、17世紀のベルギー生まれのボビンレースに似たレースでしたが、それが18世紀にドイツに渡り鉤針で編まれるようになりました。またの名をボーゲンレースとも言い、スキーのボーゲン走法のように、編んだブレードをいろいろに曲げて編みつなぎながら模様を作っていきます。
a0094187_21245385.jpg技法自体はそれほど難しくなく、鉤針が出来れば作れますが、一般的にあまり知られていないせいか、インターネットで検索しても作品を作っている方は少ないようです。
ヴォーグから鈴木陽子先生の素敵な本が出ていますので、鉤針のお好きな方は是非挑戦してみてください。
上の画像は自作でシルクの合細位の太さの糸で作った衿です。こちらも作るのはあまり難しくはありませんでした。

さて、次にご紹介するのはフィレ・レースです。
フィレとはフランス語の網のことで、網針と目板を使って糸をネット状につなぎ、用途 に合わせて模様を入れていきます。古代の人々が魚や鳥を獲るために作った網から発展 し、レースとして作られるようになったのは、13世紀頃からです。
17世紀にはさらに技術が研究され、ヨーロッパでは高級なレースの一つとされています。編み方には円形、正方形、長方形、斜め状、筒状と様々な形に編む方法があります。
a0094187_2312043.jpg左の画像のような目板と呼ばれる棒状のものに、糸を巻いては結び巻いては結びを繰り返し、ネットを編んでいきます。模様はネットを編みながら模様編みに して変化をつける方法と、ネットの中を 刺繍で埋めていく方法があります。



a0094187_23234782.jpg左の画像ではネットの中を刺繍しています。


a0094187_2302865.jpg残念ながら、私はフィレレースはネットの編み方を習っただけで、実際の作品は作ったことがありません。掲載した画像は外国のこちらのサイトこちらのサイトからお借りしました。
右画像のサイトにはコンピューターで描かれた刺繍図などもあり参考なります。
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by amibito | 2007-02-08 23:55 | レース編み

アイリッシュクロッシェレース

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又更新にずいぶん間があいてしました。今日ご紹介するのはアイリッシュレースです。アイリッシュレースは正式にはアイリッシュクロッシェレースと言って、鉤針編みの一種です。
編み方は二通りあります。一つはバラやデージーなどの花びらを重ねて浮き出るように編む方法、もう一つは太目の糸を芯にして、それをくるみ込むように編む方法です。
普通モチーフは同じ物を何枚も編んでつなげますが、アイリッシュクロッシェは自由に色々な形の花や葉のモチーフを編んで、それを型紙にのせてつなげていきます。型紙は接着芯にシーチングを貼って作ります。
型紙にモチーフをバランス良く配し、しつけ糸で留めた後、あいだをネット編みでつなげ縁周りを編んだらアイロンをかけて型紙を外して出来上がりです。花びらが重なっていたり、中に芯が通っているため普通の鉤針編みより立体的に出来あがります。
芯を入れる場合は左手に芯糸を持って編むため、慣れるまで少し編みにくいです。私はこれがなかなか上手く出来なくて、アイリッシュレースはちょっと苦手でした。
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上は中に芯を入れて作った葉っぱとお花のモチーフです。モチーフは形も大きさも色々あります。工夫すれば自分のオリジナルを作ることも出来ます。間を細編みにピコットのネット編みでつないでいます。

a0094187_23302864.jpg左は既成のシートにモチーフを留めつけています。こちらはクロバーの商品です。私は使ったことがないので良くわかりませんが、間をネット編みでつなぐ場合は少しやりにくいんではないでしょうか。接着芯にシーチングを貼ったりする手間は省けますが。


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右は自作のドイリーです。大きさは20cm×25cm位です。40番レース糸で編みました。こちらはまづ最初にネットを編んでその上にモチーフを配して後から留めつけました。






下も自作の衿です。お教室に通っていた時の課題で作りました。やはり40番レース糸で編みました。中に芯を入れたモチーフをシーチングに留め付け、間をネット編みでつなげる方法です。びっしり隙間がないので作るのは大変でした。綺麗なんですが少し重い感じがします。アイリッシュレースはモチーフに厚みがあるため、どうしても重みが出ます。その辺は好き嫌いが分かれるかもしれません。
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by amibito | 2006-12-14 00:28 | レース編み

クンストレース

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レース編みというと鉤針で編むといったイメージがありますが、今回ご紹介するクンストレースは棒張りで編むレースです。正式にはクンストストリッケンというドイツで生まれたレースです。レース糸を棒針で編むことによって、レーシーで繊細な編地が出来上がります。
写真のように最初は4本の棒で編み始めます。テクニックとしては特別なことは何もありません。棒針の穴開き模様が出来る人だったら、誰でも出来ます。ただ、穴を開けて目数を増やしていくので、一箇所でも穴を開けるのを忘れると、模様が崩れてしまいます。特に棒の境目で目を落としやすいので要注意です。
慣れないと何処で間違えたのかわからなくて、編み直したりしがちですが、慣れると間違えた個所もすぐわかるようになります。慣れるまで、根気良く練習してください。
また、最後まで4本棒で編んでもかまいませんが、目数が増えると編みにくくなるので、途中で輪針に変えて編んだ方が編みやすいです。(最初は目数が少ないので輪では編めません)
形は円形か四角形が多いですが、半円や三角形、また楕円形の作品も出来ます。
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最上段の作品と上の作品はオリムパスエミーグランデ(20番レース糸)で編んだ自作のドイリーです。また下の作品は、40番位のシルクと綿糸の2本取りで編みました。
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このように半円にしたい時は、円形の図の半分を編んで作ることも出来ます。三角形も同様に四角形の半分を編んでください。
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by amibito | 2006-12-03 16:45 | レース編み

バテンレース

a0094187_13495967.jpgずいぶん間が空、いてしまってごめんなさい。今回はバテンレースを紹介します。
バテンレースは、日本でも日常的によく目にするレースです。実用的に一番よく使われているのは日傘です。それ以外にもテーブルセンターやポーチ、洋服にも使われています。元々はヨーロッパで始められたものですが、日本で売られている安価なものは殆ど中国製と思って間違いないでしょう。
安価だからといって作るのが簡単というわけではなく、やはりかなり手間がかかります。
以下に簡単にその手順を説明します。a0094187_18421386.jpgバテンレースは右のような既成のブレードか、上の写真のように鉤針で編んだブレードを使って作ります。既成のブレードの色は大体白ですが、まれに色がついているものもあります。巾は1cmのものを使うことが多いですが、もう少し細いタイプもあります。材質は綿と麻の張りのある素材です。
a0094187_18435381.jpgこのブレードを左のような型紙に形を合わせてしつけ糸で留めつけ、囲まれた中をステッチで埋めていきます。安価なものはこのステッチの密度がかなり荒かったりします。最後にしつけ糸を切って、型紙を外しアイロンをかけて出来上がりです。編むのではなく、針でステッチするレースです。
a0094187_021213.jpg右と下の作品はわたしが作りました。右は20c×20c位、下は40c×27c位の大きさのドイリーとテーブルセンターです。画像ではわかりませんが、ステッチはまだまだ雑です。



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今までご紹介した作品はすべて課題で作りました。大作というわけではありませんが、もったいなくて使えないのでファイルしてとってあります。
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by amibito | 2006-10-27 00:14 | レース編み

タッチングレース

映画でかっこいい俳優さんを観るのも楽しいけど、わたしにとって女優さんの衣装を観るのも楽しみの一つです。
特に西洋の時代劇ともいえる、コスチューム・ムービーを観るのは、子どもの頃から大好きでした。
今の時代では考えられないような、凝った衣装を次々に纏って出てくる女優さんたちを見ていると、それだけでもううっとりワクワク。
そして、そういう衣装につきものなのが、繊細で美しいレース。ドレスの襟元、裾、袖口、その他あらゆるところにレースが使われています。
現代では、そんなにたくさんのレースを使っているドレスを見ることは出来ません。しかも、機械が発明されるまで、それらのレースはすべて手作りされていたんですからね。まあ、それは人間の生活のあらゆる場面で言えることではありますが。
元々、私は編物の教員免許というのを20年以上前にとってから、ずーっと仕事で編物をしてきたんだけど、そんな興味もあって10年ほど前にヴォーグという手芸の専門学校の「レース科」と言うところに通って、レース編みの講師の資格をとりました。
レースというのはいわゆるお母さん達が昔っからやっている、日常よく目にするような編み物とは全然違った、いろんな編み方があるんです。
で、これから時々、それを紹介していこうかなって思っています。


タッチングの作品タッチングのシャトルまず最初はタッチングレースです。以前に比べて、最近少し目にする機会が増えているような気がします。
タッチングレースは左のようなシャトルと呼ばれる長さ4cm程の道具を使って作ります。写真のように2つのシャトルに糸を巻き、Aのシャトルに巻いた糸にBのシャトルの糸を結びつけて作ります。そのままだとAの糸が芯になリますが、実は芯はBの糸にしなくてはならず、そのためにBのシャトルをきゅっと引いて糸を入れ替えるという動作を繰り返して結んでいきます。これって上手く説明できないし、やってみても慣れるまで最初のうちは難しいんですよ、この作業。でも慣れるとだんだん面白くなって、(これは人によって向き不向きがあるようですが)最終的にちっちゃなモチーフが出来上がると、楽しくって嬉しい気持ちになります。(私はそうでした)

タッチング自作品タッチング自作品拡大図今度は私が作った作品。15cm×20cmくらいの大きさです。撮影が下手ですみません。左が一部分拡大したものです。これだけつくるのに何日もかかりました。他にも花瓶敷きみたいなものも作ったんですがバランスが悪く、周りがひらひらしてしまって失敗しました。慣れないと手加減が難しいです。そのうちショールなど作ってみたいと思っているのですが、いつのことになるやら・・。
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by amibito | 2006-10-01 02:49 | レース編み